- 鳴沢氷穴と富岳風穴ってどう違うの?
- 鳴沢氷穴と富岳風穴ならどっちがおすすめ?
こうした疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
本ページは人気スポット「鳴沢氷穴・富岳風穴の違いとそれぞれの見どころ」について紹介いたします。
実際に2つのスポットに行ってきて感じたことですので、これから行く人はぜひ参考にしてください!
この記事でわかること
- 鳴沢氷穴と富岳風穴の違い
- 鳴沢氷穴と富岳風穴のそれぞれの見どころ
- 「鳴沢氷穴と富岳風穴」結局どっちがおすすめなのか
鳴沢氷穴と富岳風穴とは
鳴沢氷穴・富岳風穴はいずれも富士山麓にある2つの溶岩洞窟です。洞窟内は温度が低いため、夏は避暑地としても人気の観光スポットです。
国指定の天然記念物とされており、国内外から毎日多くの観光客が足を運んでいます。
鳴沢氷穴と富岳風穴の違いを徹底解説
まずは基本情報の違いをみていきましょう。
鳴沢氷穴 | 富岳風穴 | |
全長 | 総延長150mの竪穴式で上から下へと進んでいくのが特徴。 | 総延長201mの横穴式で階段を降りたら横へと進んで行く。 |
階段 | 下り91段上り101段 | 出入口に65段あり |
天井 | 一番低いところ91cm(5mほど進む) | 一番低いところ120cm |
注意事項 | 天井が低いところや、狭いところを進んでいくためヘルメットの着用は必須 | 天井が低いところは一箇所のみで、狭いところもないためヘルメット着用は任意(入場場所にてヘルメットを貸し出ししている) |
こうしてみると大きな違いがないように思えますね。
しかし実際に鳴沢氷穴と富岳風穴それぞれに行ってみると
- 氷穴と風穴の違い
- 見どころ
に大きな違いを感じました。
①氷穴と風穴の違い
まず多くの人が気になるのが「氷穴」と「風穴」の違いだと思います。
- 「鳴沢」は氷穴
- 「富岳」は風穴
結論からざっくりお伝えすると、氷穴と風穴は洞穴の形成のされ方が違います。
どちらも熔岩によって形成された洞穴ですが、周囲の環境や熔岩の流れ方によって形態に違いがでたのです。
まずは氷穴と風穴がどのように形成されたのか見ていきましょう。
鳴沢氷穴
噴火の際、巨木などが溶岩流にのみ込まれ、徐々に冷めて溶岩が収縮する際、内部の高熱のガス体や溶岩が噴き出して残した空洞がこの洞窟です。
富岳風穴
流れ出る溶岩流の上部が内部より先に冷えて固まるが、下部の溶岩流はそのまま流れ続け、その際に上部と内部との間に隙間ができ、固まった空洞が横穴式の洞窟です。
パッと見は同じような洞窟ですが、形成され方が全く異なるという点については覚えておいて損はないでしょう!
②見どころの違い
観光で行く場合、鳴沢氷穴と富岳風穴では楽しみ方や見どころの違いが出てきます。
違いを下記の表にまとめてみましたので参考にしてください。
鳴沢氷穴 | 富岳風穴 | |
見どころ | 下へ上へと狭いところを進むため、洞窟探検を楽しむことができる。 | 狭いところがないため、ゆっくりと散策することができる。 |
洞内にてパワースポットである白龍神、黒龍神の社を参拝することができる。 | 蚕や、種子の貯蔵庫があり、風穴を利用した昔の人の知恵を学ぶことができる。 | |
ミステリースポット地獄穴を見ることができる。 | 光輝く珍しい苔を見ることができる。 | |
程よいスリルを味わうことができる。 | 溶岩が形成した様々な形を見ることができる。 |
こうしてみると結構違いますね。
共通事項
鳴沢氷穴・富岳風穴には共通事項があります。
- 平均温度 3℃
- 所要時間 約15分
- 氷柱、氷による冷蔵庫を見ることができる。*春〜秋前半にかけて
- ペットの入洞不可
- 洞窟内外の温度差に注意が必要
- 足元が滑りやすいため注意が必要
- 洞窟内外の気温差が激しいため、心臓などに障がいがある方は危険
鳴沢氷穴と富岳風穴どっちがおすすめ?
鳴沢氷穴と富岳風穴の違いはわかったけど、実際行くとなればどっちに行こうか悩む。
そんな方のために鳴沢氷穴と富岳風穴、どちらがおすすめか最後に紹介させていただきます。
鳴沢氷穴はこんな人にオススメ
- アクティビティを楽しみたい人。
- 探検をしたい人。
- ドキドキワクワクしたい人。
- パワースポットが好きな人。
- ミステリースポットが好きな人。
- 適度なスリルを満喫したい人。
鳴沢氷穴は体を動かしたいアクティブな人が楽しめる内容になっています。
若いカップルや、友達、家族にも鳴沢氷穴がおすすめ。みんなでワイワイ楽しく洞内を巡ることができます。
また鳴沢氷穴でしか参拝できない龍神の社や、地獄穴というミステリースポットがありますので、パワースポットが好きな方やミステリースポット好きの方は是非一度行くことをおすすめします。
富岳風穴はこんな人におすすめ
- 動きたくないけど洞窟に興味がある人。
- 寒さだけを感じたい人。
- 洞窟だけでなく森林の中を少し歩きたい人。
- 昔の人の知恵を知りたい人。
- 苔マニアの人。
- 溶岩洞窟の神秘を感じたい人。
富岳風穴はアクティビティよりも観て楽しむ要素が強い洞窟です。
シニア世代の方や、動くのが大変という方にも比較的入りやすい洞窟となっています。
洞内で見ることができる天然物や貯蔵庫は大人が楽しめる内容ですが、子供の学習にも大いに役立つこと間違いありません。夏休みなどの学習のために家族で来ることもオススメできます。
住所・アクセス
鳴沢氷穴の住所・アクセス
住所 | 〒401−0320 山梨県南都留郡鳴沢村8533 |
アクセス | 車 中央自動車道河口湖I.Cより約25分 電車・バス 富士急行線河口湖駅よりバスで約30分 |
電話番号 | 0555-85-2301 |
駐車場(無料) | バス 10台 普通車 150台 |
英語・中国語表記 | あり |
洞窟内アナウンス | 英語・中国語・タイ語あり |
富岳風穴の住所・アクセス
住所 | 〒401-0332 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖青木ヶ原2068-1 |
アクセス | 車 中央自動車道河口湖I.Cより約25分 電車・バス JR富士急行線河口湖駅よりバスで20分 バスで富岳風穴停下車 |
電話番号 | 0555-85-2300 |
駐車場(無料) | バス 10台 普通車 150台 |
英語・中国語表記 | あり |
洞窟内アナウンス | 英語・中国語・タイ語あり |
料金
- 一般 大人 350円
- 小人(小学生)200円
団体15名以上
- 大人 250円
- 小人(小学生)200円
- 学校(中・高)200円
- 学校(小学生)100円
富岳風穴・鳴沢氷穴セット券
- 中学生以上 600円
- 小学生 300円
*富岳風穴と鳴沢氷穴どちらも行かれる方のみ
鳴沢氷穴⇔富岳風穴は15分程度です。
鳴沢氷穴と富岳風穴は車で15分程度です。
今回それぞれの違いを紹介しましたが、見どころもそれぞれ違いますので、なるべく両方行くことをおすすめします。※セット券で安くなります。
まとめ
鳴沢氷穴と富岳風穴の違いいかがでしたでしょうか?
洞窟のでき方の違いもあれば、見どころもそれぞれ異なります。
鳴沢氷穴と、富岳風穴の両方を巡るのもおすすめですので、どちらのポイントも踏まえて溶岩洞窟を楽しんでください!
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