河口湖に向かう御坂みち沿いを走っていると、ひっそりと佇む小さな神社、『三魂交通神社』を発見しました。
ひっそりとした場所の割には人通りが多いなと感じましたが、よく見ると参拝していたのは全員外国人。
全員が写真撮影をしていたので「外国人に人気の撮影スポットかな。」と考えていましたが、実は交通安全を筆頭に様々なご利益を授かることができるありがたい神社であることが判明しました。
今回は意外と知られていない三魂交通神社の神様とご利益、そして何故外国人が頻繁に足を運ぶのかを踏まえ、三魂交通神社の魅力を紹介させていただきます。
三魂交通神社の参拝時間・アクセス・駐車場情報
参拝時間 | 24時間(電灯無し) |
社務所 | 無し |
祈祷・御朱印 | 無し |
バリアフリー | 境内車椅子移動可(拝殿階段有り) |
住所 | 〒401-0303 山梨県南都留郡富士河口湖町浅川1081−1 |
電話番号 | 0555-72-1111 |
アクセス | バス 富士急行 ロープウェイ入口より約5分 車 河口湖I.C. より約15分 |
駐車場 | 一般車 30台 |
三魂交通神社とは
読み方:みたまこうつうじんじゃ
三魂交通神社は、交通安全の守護を目的に創建された神社です。
拝殿には各地から分霊された交通安全にご利益がある3体の神様が祭られており、境内には他にも水天宮が祭られています。
ご祭神とご利益
猿田彦命(さるたひこのみこと)
- 『交通安全』
- 『厄除開運』
- 『商売繁盛』
- 『縁結び』など
中筒男神(なかつつのおのみこと)
- 『交通安全』
- 『海上安全』
- 『開運招福』
- 『商業農業』など
大鳥神
- 『交通安全』
- 『勝負運』
- 『仕事運』
- 『開運』など
例祭 1月10日
三魂交通神社の各神様には共通して『交通安全』のご利益があることから、「3体の神様による交通安全守護」の意味が三魂交通神社の由来となっていると考えられます。
【河口湖】三魂交通神社を参拝レポ|交通安全祈願におすすめ
まずは交通安全の神様に3体に交通安全祈願!
この小さな拝殿に「交通安全の神様」である
- 猿田彦命(さるたひこのみこと)
- 中筒男神(なかつつのおのみこと)
- 大鳥神
の3体が祭られています。
まずは3体の神様に交通安全祈願。
3体のひとつ「中筒男神(なかつつのおのみこと)」は海上保全のご利益もあるので、マリンスポーツやフェリーによる海外渡航をする方におすすめできます。
交通安全だけでなく、厄除け・開運のご利益もあります。
境内の水天宮にも寄ってパワーをもらう!
読み方:すいてんぐう
交通安全の3つの神様とは別で、三魂交通神社の境内には古来より『おすいてぐさま』の呼び名で信仰されている水天宮が祭られています。
水天宮は安産や子授かりのご利益があるとされており、特に妊婦さんや夫婦が参拝することが多いです。
こちらの水天宮は三魂交通神社と同じように気軽に立ち寄れる祈願所となっておりますので、子供に関する御願い事がある方は三魂交通神社と合わせて参拝しましょう。
弁財天もあったので、金運アップを祈願
読み方:べんざいてん
さらに水天宮の脇に目をやると、岩に掘られた仏像が安置されていることに気付きました。
岩に刻まれた文字が消えかかっていることから仏像の詳細はわかりませんが、そのお姿から弁財天であることがわかります。
弁財天は人々に福を呼ぶ七福神の1体の神様で、人々に多くの福を運ぶと伝えられています。
- 『金運』
- 『学業成就』
- 『恋愛成就』
など、ご利益を多く持つ神様ですので、自分の願いを強く念じて参拝すればきっと良い結果を得ることができるでしょう。
ちなみに弁財天にはお賽銭が有りません。
三魂交通神社の不思議←外国人も興味津々
冒頭紹介した通り、三魂交通神社には外国の方がたくさんいました。
せっかくなので外国人に話を聞いてみると、どうやら外国の方には三魂交通神社はちょっとしたミステリースポットとして知られているそうです。
【ミステリー①】三魂交通神社には鳥居がない
1つ目のミステリーは「他の神社とは違って門や鳥居がなく、岩肌にひっそりと建てられている」ことです。
神社に門がないところは少なく有りませんが、小さな社であっても社の前には必ずと言えるほど鳥居が建てられるのが神社です。調べてみましたが、三魂交通神社に鳥居がない理由はわかりませんでした。
言われてみると確かに謎を感じるポイントです。私たちでは逆に気づかないところだったでしょう。
海外に日本のような神社は有りませんが、神様がいる場所が立派とも質素とも言えない形で、道路脇に鎮座している点も気になっていたようでした。
【ミステリー②】拝殿が宝箱に見える
もう1つは「三魂交通神社の拝殿が宝箱に見える」点です。
三魂交通神社の拝殿は多くの神社で見られるように、全体が朱色で彩られています。
朱色の拝殿は珍しく有りませんが、朱色に彩られた三魂交通神社の小さな拝殿は宝箱にも感じられます。
ジョークでしょうが外国の方は「こんなところに日本の宝箱があるぞ」と話されていました。
私たちでは考えられない感覚が三魂交通神社の新しい魅力を引き出してくれたように思います。
【三魂交通神社】Googleローカルの評判・口コミ
交通安全対策として創建。住吉大社、猿田彦神社・大鳥大社のご分神が祀られている。
トンネルの横、ホテルの駐車場にちょこんと鎮座している神社です。
一帯が雪化粧した朝、鮮やかな色彩の社殿が景色に映えていたので立ち寄りました。間近によって見ればさほど精緻な作りでもありませんが、ささっと参拝できるので立ち寄って損はないと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
三魂交通神社は交通安全に特化しているだけでなく、多くのご利益を有する神社であることがわかりました。
交通祈願以外の目的でも足を運べる神社ですので、河口湖の観光の際には気軽に足を運んでいただきたいと思います。
外国の方の感じ方を参考にして参拝すると、意外な発見もあるかもしれません。
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