自然豊かで四季を身近に感じることができる山梨県は子育てしやすいと言われています。
自然豊かであることは子供の好奇心や知識の向上に非常に大切なことですが、山梨県にはほかにも子育てしやすいと言われる理由がたくさんあります。
本ページでは山梨県が子育てしやすいと言われる代表的な3つをご紹介いたします。
山梨県が「子育てしやすい」と言われる3つの理由
山梨県が子育てしやすいと言われる大きな理由は以下の3点です。
- 子どもが遊べる場所が多い
- 出産・育児のサポートが手厚い
- 出産・育児に関する金銭的な負担が少ない
①子どもが遊べる場所が多い
山梨県では豊かな自然に包まれながら子育てできます。
雄大な富士山はもちろんのこと、長野県との境界に位置する八ヶ岳や河口湖、山中湖など有名なスポットが多いです。ピクニックやバーベキュー、キャンプ、果物狩りや紅葉狩り、色々なスポーツなどアウトドアの楽しみが尽きません。
自然体験ができる県立の施設が山梨県全域に散らばっているため、山梨県内に住んでいればの自然体験ができる施設を利用することができます。
幼児教育にも自然体験活動
山梨県では幼児教育にも自然体験活動を取り入れています。
県が主体となって安全管理についてまとめているので、自然は危険だと過剰に悩むことなく、安心して子どもたちを遊ばせることができます。
自然と触れ合うことで、運動能力が高まったり、自己肯定感が強い子どもが育つと言われています。
レジャースポットが豊富
自然とのふれ合いをメインにした場所以外にも、山梨県にはいくつもレジャースポットがあります。
たとえば、絶叫マシンが多いことなどで人気が高い「富士急ハイランド」は、日本全国から多くの人が集まります。また、動物園・植物園・水族館などが多く、楽しみながら学習できる施設も少なくありません。
「山梨県立リニア見学センター」では、リニアモーターカーの原理を学べ、実際に走行している様子も見学できます。
さらに、公共の図書館など、無料で利用できる施設も充実しています。
山梨県は図書館の数が多く、美術書専門など個性的な図書館が多いので、子どもだけでなく大人も興味をもって施設を利用できるでしょう。
このように、山梨県では幅広い年齢層の子どもたちにとって、楽しい遊び場がたくさんあります。自然の中やレジャースポット、学習目的も兼ねた施設の利用を通じて、思う存分子どもの好奇心を満たせるでしょう。
②出産・育児のサポートが手厚い
子どもを育てるためには、行政のサポートが欠かせません。
山梨県では出産前から産後、育児をしていく過程全体で手厚いサポートが受けられます。
まず、24時間体制で助産師が電話相談を受け付けています。夜中に赤ちゃんが急に体調を崩したとき、相談しにくい育児の悩みがあるときなどに、信頼できる相談相手がいることで安心できるでしょう。さらに、母親の産後のケアをするためのサポートも充実しています。
赤ちゃんを預ける施設も充実
「健康科学大学産前産後ケアセンターママの里」では、産後に体を休めたいときに、誰でも赤ちゃんを預けてゆっくり休むことができます。県内に住んでいれば利用できるので、多くの人が使いやすいでしょう。
育児で疲れ切ってしまう前にそういった施設を使えるとわかっていれば、安心して子育てができます。なお、預ける理由には特に制限はありません。多子育児をしている人や、ワンオペ育児になりがちな人などはもちろんのこと、特別な理由がなくても赤ちゃんを預かってもらえます。
病児保育施設を県内全域で利用
子育てしながら働いていると、子どもが病気になったときの預け先に困ることもあるでしょう。
山梨県では、病児保育施設を県内全域で利用できます。他の地域に住んでいると、病児保育施設に預けようとしたときに予約がいっぱいだったり、預けられたとしても高額な料金が必要だったりする場合もあります。
また、病児保育施設に預けてまで働くことを、後ろめたく感じる人も少なくありません。
山梨県では、近くの病児保育が予約で埋まっているときに他の市町村にある施設も使えるので、より赤ちゃんの受け入れ先を見つけやすいといえます。さらに、利用料金も2000円前後と割安に設定されています。
このように行政が病児保育施設の利用を推進していることで、病気の子どもを預けることに引け目を感じず、堂々と仕事に向かうことができるでしょう。
③出産・育児に関する金銭的な負担が少ない
山梨県では出産・育児をするにあたり多くの助成を受けられます。
まず、妊娠中や産後の宿泊型ケアの利用料は、約8割が助成されます。
核家族化が進行する日本で、ほぼ一人で出産・育児に立ち向かう女性も少なくありません。サポートを受けたくても金銭的に苦しくて遠慮してしまうこともあるでしょう。
宿泊型ケアを利用する金銭的な負担が少なければ、気軽にサポートを受けられます。次に、保育料についても着目してみましょう。2019年の10月から、全国で3~5歳の子どもの保育料が無償化されています。
ただし、保育料がかさみがちな0~2歳までの子どもは無償化の対象ではありません。一方、山梨県では第2子以降の保育料は、3歳になるまでの間は無料と決められています。1歳差、2歳差の兄弟がほしいと考えている人にとって、3歳未満の子どもでも保育料が無料になるのは非常に魅力的でしょう。
乳幼児を対象とした医療費の助成
乳幼児を対象とした医療費の助成も行っており、所得制限も自己負担金もないなど、全国的にも手厚い内容となっています。
窓口での支払いが無料となる期間は子どもの出生から始まり、18歳をすぎて最初に迎える3月末まで続きます。
なお、受診する際には医療費助成金受給資格者証が必要なことに注意しましょう。受給資格者証は子どもが生まれたら自動的に貰えるわけではなく、手続きをして初めて発行されるものです。忘れずに子育て支援課に申請してください。
「子育てしやすい」条件
2014年タマホームが「子育てがしやすいと思う理由」を2221名にアンケート調査したところ以下のような回答になりました。
- 公園など自然の遊び場が多い 63.9%
- 大型のショッピング施設が近くにある 40.3%
- 住民が優しい、あたたかいと感じる 38.1%
山梨県は自然豊かな遊び場が多く、さらに地域との交流も多いので親が求める「子育てしやすい条件」を満たしているといえます。
大型施設が少ないというデメリットはあるものの、日用品など買い物をする上で不自由はなく、都心部へのアクセスも容易ですので子育てに向いている環境です。
子育てをするために山梨県に移住する方も増えています。
山梨県は国内移住先として常に上位の人気を誇ります。
移住希望者の中には「山梨県の自然豊かな環境で子育てを行いたい」という方もたくさんいます。
詳細は下記の記事で解説していますので、興味のある方は合わせてご覧ください。
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山梨県ならいい子が育ちます
少し古いデータになりますが、共立総合研究所が「いい子どもが育つ都道府県ランキング」を2014年4月に発表しました。TOP5は以下の通りです。
- 秋田県
- 宮崎県
- 山梨県
- 埼玉県
- 広島県
※こちらのデータは文部科学省「平成25年度全国学力・学習状況調査」を分析し、分析結果から導き出したランキングです。
「いい子」という定義はあいまいではありますが、学力調査・学習状況調査が元となっているので信ぴょう性は高そうです。
まとめ
山梨県は自然豊かな環境・手厚いサポート・金銭的負担が少ないなど、子育てが非常にしやすいです。
地域で子供を育てる文化をもつ地域もありますので、のびのびと子育てをすることができます。
富士山のように志高い子供を育てましょう!