- 舞鶴城公園(甲府城跡)ってどんな場所?
- 舞鶴城公園の雰囲気は?
舞鶴城公園は甲府市にある史跡観光地です。
甲府駅から徒歩で行けるため、レンタサイクルや徒歩で観光する方も非常に多い観光スポットでもあります。
本記事では舞鶴城公園(甲府城跡)の基本情報や見所などを紹介。
合わせて寄りたい敷地外のスポットもお伝えしますので、是非最後までご覧ください。
住所・アクセス
ホームページ | 甲府市 甲府城 |
住所 | 〒400-0031 山梨県甲府市丸の内1-5-4 |
電話番号 | 055-227-6179 |
開園時間 | 終日解放 |
アクセス | 徒歩 甲府駅南口より5分 車 甲府昭和I.Cより20分 |
駐車場
舞鶴城公園(甲府城跡)の駐車場では一般車両を停めることができません。
甲府駅南口の駐車場、もしくは周辺にある有料パーキングを利用しましょう。
舞鶴城公園(甲府城跡)とは
舞鶴城公園は甲府城の跡地を活用した都市公園です。
「舞鶴城」という名称は、城を囲む白壁が優雅に重なり、空を舞う美しい鶴を連想させたことから名付けられています。
舞鶴城公園は甲府市を代表する花見スポットとしても知られています。
甲府城の歴史
甲府城は武田氏の滅亡後、豊臣秀吉の命令によって築城が開始されます。
築城の理由には秀吉が徳川家康に対抗するため、甲府城を戦略の拠点にしたかったことが挙げられます。
甲府城の歴史
1600年ごろに甲府城が完成。
関ヶ原の戦いで、徳川軍が豊臣軍に勝利し、甲府城は徳川のものになります。
1704年、甲府城の城主は、徳川綱吉に仕えた「柳沢吉保(やなぎさわ よしやす)」に。
柳沢氏は、2世代にわたって、約20年間、甲斐国をおさめます。
その後、江戸幕府が国を統治、甲府城も幕府の支配下におかれます。
明治時代になると、甲府城は廃城。
1897年、敷地の一部が、甲府駅の建設地にあてられます。
1904年には、甲府城の本丸周辺を、都市公園として開放、現在の舞鶴城が誕生します。
敷地内を散策しながら復元された建物や跡地を見る
舞鶴城公園では敷地内を散策しながら、甲府城内にあった設備の跡地や復元された建物を目にすることができます。
舞鶴城公園にある甲府城の名残
- 坂下門石垣(さかしたもんいしがき)
- 水溜
- 石切場跡
- 数寄屋櫓跡(すきややぐらあと)
- 鉄門(くろがねもん)
- 天守台
- 煙硝蔵跡(えんしょうぐらあと)など
ここでは私が舞鶴城公園内で見た建物の跡を写真付きで紹介します。
会所(勘定所)跡
会所(勘定所)跡は、舞鶴城公園の入り口右側に位置します。
会所には元々、年貢や工事になどに関する事務作業を行うための建物がありました。
現在は自由広場として利用されています。
石切場跡
石切場は石の採掘に使われた場所です。
甲府城が築城されていた頃は、この石切場の石をもとに城の石垣を組み上げました。
稲荷曲輪門(いなりくろわもん)
稲荷曲輪門(いなりくろわもん)は、両壁に埋め込まれたような形をしています。
発掘調査で、柱の後などが発見され1999年に復元されました。
鉄門(くろがねもん)
鉄門(くろがねもん)は、2階建ての櫓(やぐら)門です。
甲府城当時の鉄門は、明治初年に取り壊されました。
現存する鉄門は、史実をもとに伝統工法を用いて造り直されたものです。
天守台
天守台は敷地内で最も高いところに位置します。
甲府城の天守台には、お城の象徴「天守閣」があったとされています。
しかし天守閣の存在を証明できる、
- 当時の見取り図
- 設計図
などの歴史的資料は一切ありません。
そのため甲府城の天守閣は復元されることがなく、天守台は現在も更地の状態が続いています。
天守台から見える富士山は「関東の富士見百景」の1つに数えられる
天守台からは甲府盆地を見渡しながら、富士山や南アルプスを望めます。
天守台から見える富士山は関東の富士見百景の1つ。
お城の情緒を味わいながら絶景を楽しめます。
【稲荷櫓】城内で発掘された出土品などを鑑賞
舞鶴城公園の中腹(稲荷曲輪門を通った先)には、稲荷櫓(いなりやぐら)があります。
稲荷櫓は甲府城内の発掘調査で発見された、出土品などを展示しています。
稲荷櫓の開館時間・定休日
開館時間 | 9:00〜16:30(最終入館 16:00) |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12月29日〜1月3日) |
稲荷櫓の入館料は無料です。
甲府城内で使われていた瓦や陶器
出土品は城内で使われていた
- 陶器(火鉢・茶碗など)
- 鉄物(小柄・銅鋲など)
- 瓦(17世紀〜19世紀)
が並びます。
瓦では「江戸系」や「在地系」といった、作り方の違いによる見比べも可能です。
甲府城跡 発掘調査時の写真
稲荷櫓では甲府城跡を発掘した際の写真も展示しています。
写真には採掘時の状況や調査期間などの記載あり。発見当時の様子を振り返ることができます。
敷地内の建物・設備
【日本100名城スタンプ設置場所】舞鶴城公園管理事務所
舞鶴城公園管理事務所は舞鶴城公園の入り口左側にあります。
管理事務所内には「日本100名城スタンプ」あり。
入場は無料で自由に出入りが可能。
舞鶴城公園管理事務所の周囲にはトイレや水飲み場も設置されています。
日本庭園
綺麗に整備された日本庭園では、石や赤松による和のコントラストが楽しめます。
遊具広場
稲荷櫓の裏手には遊具と砂場が設置された広場があります。
合わせて観光したい「甲府城山手御門」
甲府城山手御門(こうふじょう やまのてもん)は、甲府駅の北口側にあるスポットです。(舞鶴城公園から徒歩で約10分)
甲府城山手御門は甲府城の名残が残った施設の一部。
門の上に設置された櫓は、展示室になっており、
- 手御門に関する映像(4分〜)
- 甲冑や刀
- 食器などの出土品
などを見ることができます。
甲府城山手御門には、稲荷櫓とは異なるものがおかれています。
ぜひ舞鶴城公園と合わせて観光してください。
山手御門には、学芸員さんがいます。
学芸員さんとお話をすれば、さらに詳しく甲府城について知ることができます。興味のある人は声をかけてみてください♪
甲府城山手門の開館時間・定休日
開館時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12月29日〜1月3日) |
*稲荷櫓の入館料は無料です。
住所・アクセスなど
住所 | 〒400-0024 山梨県甲府市北口2−1 |
電話番号 | 055-252-8797 |
アクセス | 徒歩 甲府駅北口より約5分 |
*車でお越しの際は、甲府駅北口周辺の、有料パーキングを利用すると便利です。
【舞鶴城公園】Googleの口コミと評判
甲府駅から至近の観光名所で、途中下車などして持って来いの場所です。当時の城郭を再現した石垣や甲府の街の景観を存分に楽しむことが出来ます。
武田氏に縁のある城ではないが、天守跡まで上ると盆地を囲む山々が美しく見える。
特に北岳、甲斐駒ヶ岳、富士山。。。素晴らしい景色。
広くて清潔。流石に徳川が治めていた城ですね。歴史的文化財に囲まれているにも関わらず人混みもなくゆったりしている。とても素敵な城だと思います。もっと宣伝をしてもっと沢山の人に来てもらいたいですね。
甲府駅からすぐの所にある歴史を感じられる公園でびっくりしました。整備が行き届いていて、綺麗です。
上まで登ると甲府盆地を見渡せ、甲府城の主になった気分を味わえますね。人が少ないのでゆっくりと静かに散策できるので観光客の方にもオススメです
まとめ
舞鶴城公園では甲府城にあった設備の跡地や復元された建物を目にすることができます。
稲荷櫓には甲府城発掘の際に発見された出土品もあり。
甲府駅から徒歩5分の場所にあり、アクセスも良好です。
ぜひ一度遊びに行ってみてください。