直売所

規格外野菜とは?割合・廃棄量から安く売っている場所まで徹底解説

  • 規格外野菜って何?
  • 規格外野菜の1年間の廃棄量は?
  • 規格外野菜を安く購入したい!

本ページでは規格外野菜の概要からお得に購入できる場所までまとめてご紹介いたします。

この記事でわかること

  • 規格外野菜の概要
  • 規格外野菜の割合と廃棄量
  • 規格外野菜の画像比較
  • 規格外野菜がお得に購入できるお店
  • 規格外野菜への新しい取り組み

規格外野菜とは?

規格外野菜とは定められた一定の規格に適合していない野菜のことを指します。

野菜は取引や流通をスムーズ行うため、規格をクリアしなければ流通することができません。

主な規格

  • 大きさや形
  • 品質
  • 色味
  • 重量

一般的なスーパーで流通している野菜はA等級・B等級・C等級で、規格外はCランクにも満たない野菜となります。

野菜の総流通量(1,411万トン:輸入含む)のうち、約80%を占める市場流通については、A・B等級の規格品が中心です。(農林水産省のデータより)

スーパーや青果店に並んでいる野菜は規格をクリアしたものなんだね♪

規格外野菜が発生する割合は総生産量の30%~40%(データから算出)

規格外野菜が発生する割合は、野菜全体の出荷量と市場外流通量からおおむね算出することができます。

下記は農林水産省で公開されている資料です。

「市場外流通量(293万トン)」や「自家消費・種子・飼料用」の赤枠部分が規格外野菜に該当すると推測されます。

このデータを元に規格外野菜の割合を計算すると下記の通りです。

293万トン(市場外流通)÷1,136万トン(出荷量)=25.7%

上記に「自家消費・種子・飼料用」が含まれてきますので、総生産量のうち30%~40%が規格外野菜の割合となります。

参考

下記は加工用のにんじんを出荷している農家の規格外発生率です。

加工用なので「腐敗・虫食い・著しい劣化がなければ可能」と、一般販売する野菜よりは規格が緩めではあるものの、規格外の発生率は4%から5%となっています。

野菜のA等級・規格外を画像で比較

では実際にお店に並んでいるA等級と規格外野菜ではどれくらい違うか比較してみましょう。

トマト

きゅうり

画像:農林水産省 消費者の規格外野菜への意識、多様なニーズへの対応方向より

こうしてみると一目瞭然ですね。

他にも

  • 傷のついたピーマン
  • パックリと口があいたようなトマト
  • わずかな虫食いのある葉物野菜
  • 色づきの悪いナス

なども規格外野菜に該当します。

規格外野菜は味が悪いと誤解されていますが、多くは見た目の問題であり、味自体は市場流通しているA~C等級の野菜と遜色ないケースがほとんどです。

規格外野菜の使い道

規格外野菜の多くは直接消費者に届くことはありません。

ではどのように活用されているかというと、

  • カット野菜
  • ピクルス
  • ドレッシング
  • 野菜ジュース
  • スイーツ
  • スムージー

などの加工食品として流通しています。

そのほか生産農家やご近所さん、知人の間で消費(地産地消)したり、近年は直売所や農家直営所などで低価格で消費者に販売されているケースもあります。

ただしこれらは一部で、多くの規格外野菜は廃棄されています。

規格外野菜の廃棄量は年間200万トン以上

規格外野菜は加工品として市場に出回りますが、廃棄されてしまう野菜もたくさんあります。

規格外野菜の正確な廃棄量はわかっておらず「生産量の40%が廃棄される」という調査結果もあります。

当サイトが農林水産省のデータから算出したデータでは、200万トン~250万トン、割合としては総生産数の19%~25%前後が規格外野菜の廃棄量と推察されます。

1,410万トン(総生産数)-1,136万トン(出荷数)=274万トン (廃棄量)

(農林水産省のデータより算出)

274万トンの一部が輸出品・自家消費・市場外流通に回り、最終的には200万トン~250万トンが廃棄

廃棄されること自体が非常にもったいないことですが、廃棄される規格外野菜は”ゴミ”となってしまうため処分費用の問題も発生してしまい生産農家にとっては非常に悩ましい問題です。

規格外野菜の廃棄問題はなぜ無くならないのか?

廃棄の多い規格外野菜ですが、形が悪くても購入したいという需要は一定数あります。

ではなぜ規格外野菜の廃棄問題が無くならないかというと、

  • 流通業者
  • 加工業者
  • 生産農家

それぞれの立場から考えると多くの問題があるようです。

スーパー・青果店など 一定の規格がないと定価で販売できない
中間流通 規格外野菜はさばけない
加工業者 機械調理の際に不揃いは使いにくい
生産農家 市場に求められるのはA~B等級
規格外野菜は費用などを考えると時期によっては赤字になる。

直売所での販売、ネット通販など規格外野菜を有効活用できる環境は昔と比べると多くなっていますが、まだまだ課題が多いのが現状です。

規格外野菜への新しいと取り組み

規格外野菜が廃棄されてしまう問題については10年以上前から議論されており、近年では様々な会社が規格外野菜を活用できるサービスを模索しています。

ここでは規格外野菜の課題に取り組む代表的な3つのサービスをご紹介します。

única(ウニカ)

única(ウニカ)は規格外野菜を生産農家と直接コミュニケーションを取って取引することができるマッチングサービスです。

市場に出ないユニークな野菜・果物を購入することができます。

公式サイト:única(ウニカ)

タダヤサイ

タダヤサイは無料で野菜をもらうことができるサービスです。

無料で規格外野菜をもらうためには会員登録後に、ほしい商品に応募する必要があります。

公式サイト:https://www.tadayasai.com/

フリフル

フリフルも「サポーター登録」することで抽選で規格外野菜が無料でもらえます。

 

公式サイト:フリフル

いずれも生産農家と規格外野菜が欲しい方を繋ぐことでフードロスをなくすサービスです。

興味のある方は是非登録してみてください。(いずれも無料です。)

規格外野菜を安く購入するなら「直売所」「ネット通販」がおすすめ

規格外野菜を安く購入したい場合は

  • 直売所
  • ネット通販

の2つがおすすめです。

直売所

規格外野菜が販売されている場所としては、全国にある直売所が知られています。

直売所では生産者が早朝収穫したばかりの様々な野菜に自分で値段をつけ、運び込み並べています。

直売所で販売されている規格外野菜はスーパーにある商品よりも、かなり安値で売られています。

農家としても、規格を気にせずほぼすべてを出荷することによって廃棄量を大幅に減らせると同時に、選別の手間を省くこともでき、低価格であっても十分メリットがあるのです。

またその農家のほとんどが直売所の周辺に住んでいるため、品切れになったと電話がかかってきたら、すぐに追加を運ぶこともでき、常に新鮮な野菜が並んでいるのも魅力です。とにかく旬の野菜が安く手に入るということで、人気の直売所は営業時間前からお客さんが並んでいるところもあります。

直売所では農家の名前や顔写真を掲示している所もあります。食の安心安全に対しての人々の意識が年々高まる中、生産農家さんの姿がはっきりと見える直売所は値段の安さ以上に消費者に必要とされる場所となっています。

インターネット通販

近年急激に増えてきているのがネット上での規格外野菜の販売です。

野菜を販売をしたい農家は、大手のモール系のサイトで販売していることもあれば、ネット上の直売所として成長著しい農家専門のサイトに登録しているケースもあります。また自らホームページを立ち上げ、販売している生産者もいます。

さらには、フリーマーケットのアプリなどで、B級野菜、訳あり野菜として大量の野菜を販売している業者もあります。

ネットで購入するメリットは、わざわざ小売店に出向く手間を省き、時間帯を問わずじっくり吟味して購入できることですが、人気の生産農家ともなれば、出品した商品があっという間に売り切れてしまうことも珍しくありません。

一種類の野菜を指定して買うことももちろん可能ですが、おまかせセットなどを選ぶと、普段自分ではなかなか手に取らないような風変わりな野菜が入っていたりして、新しい発見があったりもします。

おすすめ

【全農】JAタウン産地直送品販売キャンペーン

規格外野菜を安く購入したい方は「直売所」「ネット通販」要チェックです!

まとめ

  • 規格外野菜は市場流通の規格から外れた野菜
  • 規格外野菜の多くは加工品として消費者に届く
  • 規格外野菜の割合は総生産量のうち30%~40%
  • 規格外野菜の廃棄量は年間200t以上
  • 規格外野菜を買うなら直売所・ネットショップがおすすめ

規格外野菜は、どういった場所で買う場合においても、通常販売されている野菜よりも生産者と消費者の距離が大変近いということが言えます。

そこには自ずから安心感が生まれます。それは消費者が今、最も求めていることであり、規格外野菜の需要は今後ますます増えていくことになるでしょう。

全農が運営する産地直送通販のJAタウン

参考サイト

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

-直売所

© 2020 山梨ガイド